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講座の内容
インテグラル・シンキング
~意識の訓練なしに、思考力の発達はない~
意識の訓練なしに、思考力の発達はない
具体的には以下5つのフレームワークを実践し、統合的思考力を鍛えていきます:
- 発達志向型思考(Developmental Thinking)
- 複眼的思考(Multi-Perspectival Thinking)
- 全象限思考(All-Quadrant Thinking)
- 対局性の管理(Polarity Management)
- マトリクスの超越(Going Beyond the Matrix)
そして、本講座「インテグラル・シンキング」では、意識研究のアインシュタインと言われるケン・ウィルバー氏に直接師事され、CIIS博士課程を修了したインテグラル・ジャパン代表の鈴木規夫さんをお迎えし、この世界と人生を歪みなく把握するための最高の思考法を学んでいきます。
インテグラル・シンキングとは?
講師
鈴木 規夫 NORIO SUZUKI
この講座で学ぶこと・得られること
講座の構成
Mindとは、日本語の「心」という言葉が示すように思考と感情を包含するものであり、われわれが自己と他者の治癒や成長に携わる際に「司令塔」としての役割を果たしてくれる重要な「器官」である。
人間の治癒や成長とは本質的に非常に複雑なプロセスであり、そこに生じる課題や問題に対処するためには、それを勘案した洗練された思考力を鍛錬している必要がある。そして、「インテグラルな意識」とは、正にそうした思考力を発揮する意識であるといえるだろう。
第0回では、『もののけ姫』と『マトリックス』等の一般的にひろく映画を参考にしながら、このインテグラルな意識に関する洞察を深めていきたい。
インテグラル・シンキングとは、そうした見えない「檻」の束縛から意識を解き放つための思考であるといえる。
「後慣習的段階」はしばしば「実存的段階」と形容されるが、「後慣習的段階」の思考である「インテグラル・シンキング」を体得するためには、そうした実存的な揺らぎを自己の内に生み出すための実践が必要となるのである。その意味では、そこでは、単なる「思考力」を鍛錬することだけでなく、思考活動を営んでいる主体そのものの変化や変容を視野に容れた実践が求められることになるのである。
第1回では、そうした実践の中でも最も効果的な実践といわれる「複眼的思考」(Multi-Perspectival Thinking)について紹介する。
また、これは、「思考」という個人の自律した意志にもとづいて営まれているはずの活動が、実際には、その人をとりまく様々な文化的・社会的な条件の影響の下で営まれていることを明らかにするものでもある。
「後慣習的段階」の思考とは、こうした本質的な不自由さを自覚したうえで、そうした条件の下で自らの精神の自由を開拓していく行為であるといえる。即ち、それまでに自己を呪縛していた「わたしは自由に思考することができている」という幻想から醒めて、あらためて自らが不自由であることを踏まえて、自己の思考と精神を錬磨していくのである。
第2回では、こうした問題意識にもとづいて、インテグラル理論の四象限を活用しながら、そうした思考力を獲得するための有効な技法である「全象限思考」(All-Quadrant Thinking)について紹介する。
例えば、顕微鏡を覗きこむとき、われわれは常にあるひとつのレンズを通して対象を眺めることになる。それを利用することにより、少なくともその瞬間には、他の倍率のレンズを通して眺めることはできなくなるのである。その意味では、われわれは常に「見る」という行為が、「隠す」行為でもあることを自覚している必要がある。
思想家のケン・ウィルバーは、この発達段階について紹介するときに、しばしば映画『マトリクス』を牽きながら紹介するが、この作品の中に端的に示されているように、この発達段階は、その時代や社会の中に生きる人々を集合的に呪縛している構造そのものに意識の光を向けて、その変革や改革にとりくもうとする。
第4回は、後期Vision Logic段階(Turquoise)の概要を紹介すると共に、これまでの調査・研究にもとづいて、この発達段階に関して示唆されているポイントを確認しながら、その可能性を探求するための具体的な実践を紹介する。
講座の受講
ココロジカル ・プラクティス
内容
- インテグラル・シンキング講座 (5回 x 90分 )
- インテグラル・コミュニティへのアクセス
- 講座への生涯アクセス権
Wisdom Commons Lab
メンバーシップ
内容
- インテグラル・ライフ・プラクティス講座の内容の全て
- インテグラル・シンキングを含め、オンデマンドプログラムへのオールアクセス (¥250,000以上の価値)
- 日次、週次、月次で開催される実践会への自由参加権
- メンバー同士の勉強会・実践会の自由開催・自由参加権
- 新規プログラム企画会議やWCL運営会議への自由参加権